鹿児島大学卒(1987年入職)
人権を尊重し、安全で信頼される医療を、
地域の人々とともにすすめます。
私たちの病院は、1975年に「鹿児島医療生協・市民病院」の名前で27床の病院として開設し、医療生協組合員をはじめ地域の方々や周囲の医療機関・介護施設のご協力とご支援をいただきながら、日々医療活動を行っています。
鹿児島県の特徴である離島を含めた地域医療を担う人材育成に力をいれており、2003年に臨床研修病院に指定され、2011年にはNPO法人卒後臨床研修評価機構から認定を受けることができました。「人権を尊重し、安全で信頼される医療を地域の人々とともにすすめます」、これが私たちの病院の基本理念です。そして無差別・平等の医療を掲げ、差額ベッド代をいただいていません。無料・低額診療事業を開始するなど、お金に困って医療を受けれらない「患者になれない病人」が生まれない社会にしたい。
すべての職種と協力してこの理念の実現のために働いてみませんか。皆様の積極的な参加をお待ちしています。
大分医科大学卒(1995年入職)
様々な視点で研修医自らが
デザインする研修が可能です。
当院の初期研修最大の特徴は、研修医が自らの手で作り上げていくことにあります。先輩医師による直接指導はもちろんのこと、初期研修医に寄り添い、初期研修に関するあらゆることに対応してくれる専任の事務職員を配置しています。
コメディカルスタッフを交えた定期的な研修評価会議を行い医師の立場だけではなく、様々な視点から初期研修医を評価し、病院職員全員で初期研修医の成長を見守っています。
初期研修医のみなさんが医師人生をスタートするにあたり、その後立派な医師として成長出来るように、私達が精一杯お手伝いしたいと思います。
内科医を指向する医師は、離島診療所の医療活動を独力で担えるような力量を持つこと
内科以外の科を志向する医師は、各地域の一次医療機関(病院)でのプライマリ・ケア診療を担える力量を獲得すること
つまり
○ 主治医としての総合的診療能力の獲得
○ 医療チームのリーダーとしての力量獲得
○ 医師の社会的役割を自覚する視点の獲得
地域に密着した医療と、医師としてのあるべき物の考え方を学べる場。
手技のチャンスも豊富です。
その名も「地域医療のプロ養成」プログラム。
年間2,500件の受け入れ実績があり、外傷も含めあらゆる救急車搬入に対しての初期対応を経験できます。全ての救急車のファーストタッチを担当し、問診や診察、検査からアセスメントを立て、上級医へのコンサルトを行い、帰宅・入院・転送等のプランを立てます。また災害医療訓練など災害医療を意識した研修も行えます。
上級医と共に主治医として患者の治療を担当します。日々の医療行為や食事、多職種カンファレンスや患者・家族との面談インフォームド・コンセントなど入院生活を管理する経験を行っていきます。一方で患者の生活環境や家族背景などで、悩むことも多いですが、各社会資源を交えた社会的処方の視点も養います。
一般的な感冒から高血圧などの生活習慣病、喘息・COPD、慢性腎臓病など多種多様なCommon diseaseの外来診療を経験します。研修期間中に初診の患者さんを継続してフォローすることも可能で、治療経過を追いながら外来診療の能力を高めます。
手術や麻酔、PCI、透析シャント管理など各診療科の専門医療を学ぶことができます。やる気さえあれば指導医もどんどん受け入れます。医局や診療科に垣根のない病院だからこそさまざまな臨床経験を積むことができる環境です。
鹿児島生協病院は、24時間365日患者さんを受け入れています。また地域の医療機関や福祉施設と連携を深めながら地域になくてはならない医療機関を目指し日々取り組んでいます。大きな病院ではないからこその地域密着の医療を学ぶフィールドがあります。
主に奄美大島や徳之島、鹿児島市以外での研修施設で行います。老々介護や核家族化などの家族環境やその地域独特の環境などの課題を目の当たりにします。在宅医療を理解することで、病院内での医療の考え方も変わります。
当院は県内で3つしかない感染症学会認定医療機関であり、現在3名の感染症専門医がおり、院内には細菌検査室を有しておりグラム染色や細菌学的検査に基づく診療を行っています。また大学病院等を中心に他医療機関からも受け入れています。「感染症に関わりのない診療科はない」と断言できるほど身近な疾患です。将来どんな診療に進んでも必ず役に立つ研修が可能です。
奄美大島と徳之島に事業所があり、院外の医療機関とも密に連携をとりながら地域医療の“砦”として医療活動を行っています。夜になると医師がいなくなる島もあり、定期的な巡回診療、船を使った訪問診療も行っています。総合診療や家庭医療を経験するには最も適した環境です。離島での研修であなたが何を思うか?何を考えるか?も大切な研修です。
病を診るだけが医療ではありません。困難を抱える患者が置かれている生活背景や地域の状況を理解し、必要な社会資源(制度)や地域のサポートへつなげる”社会的処方”ができる医師養成に取り組んでいます。私たちは患者の健康を損なっている社会の状況に気づき、新しい制度が必要であれば声を上げ、地域の人々と連帯して社会や行政に働きかけることも医師・その他医療従事者の責務であると考えています。
鹿児島生協病院だけで約60名の医師がいますが、医局は1つだけで同じフロアに全診療科の医師がいます。診療科を越えて相談したいときは、いつでも捉まえて相談できる環境です。若手・中堅・ベテラン全員が親身になって相談に乗ります。また医局秘書や臨床研修担当事務も8名おり、困り事など話しかけやすい環境となっています。もちろん、国分や奄美も同じような環境で、様々な職種も出入りしています。
鹿児島生協病院の医局フロアには医局秘書5名、初期研修担当事務2名、後期研修担当事務1名の計8名が常駐しています。また関連施設の国分生協病院に医局秘書2名、奄美中央病院に1医局秘書1名がおり、医師のサポートからお悩み相談まで対応しています。
各種手続きやプライベートまで、相談しやすい関係づくりに取り組んでいます。