初期臨床研修

初期臨床研修

鹿児島生協病院で
“地域に生きる医師”になる!

指導医からのメッセージ

指導医 総合内科 坂口美也子

指導医  総合内科

坂口 美也子

鹿児島大学卒(1998年入職)

メッセージ

研修医を見守りつつ、
しっかりサポート。
バックアップ体制が自慢です。

研修医とともに、病気のことだけなく、
患者さんの生活環境も見つめながら、
よりよい医療をめざしています。

研修医の指導にはどのように取り組んでいますか?

採血や手技の指導から始まり、模擬患者とのロールプレイを経て、医療面接や身体診察、病状説明を任せていき、カンファレンスをしながら治療方針を決めていきます。それぞれ違った環境で育ってきたので、一人一人の研修医の個性を見極めて指導方法を変えていきます。患者さんは元気に退院される方ばかりではありません。
手を尽くしても亡くなられる方を見送るしかないとき、私たちにできることは何か悩む研修医とともにみんなで答えを探す…そんな研修に取り組んでいます。

他の病院とは違う鹿児島生協病院らしさとは?

組合員の皆さんと意見交換をする班会では、日ごろ聞けない話がいろいろと出てきます。病院が大きくなればなるほど、3分診療と呼ばれるような慌ただしい状況での診察になりがちで、患者さんは質問もしにくいんですね。
班会では、研修医に医療講演会をしてもらいますが、組合員さんから、いろんな質問や「こんなことを聞きたかった」、「こうして欲しい」などの要望を聞けることで、制度や仕組み、診療の改善に役立ちます。

指導医として研修医に望むことは?

患者さんが訴えることをきちんと聞き取り、その人の生活環境や社会背景にまで思いをはせることができる医師に育ってほしいと思います。たとえば、生活面で言えば、脳梗塞や在宅酸素導入の患者さんで、退院前に自宅に訪問させていただき、寝室やトイレの位置などを助言することで、機能回復しやすくなることもあります。
地域が見えてくることで、私たちがめざすべき医療も見えてきます。鹿児島生協病院が自分に合っているかどうかは、病院実習に参加して、研修医の様子を見てみるのが一番わかりやすいと思いますよ。